野生難しいから…春日大社の鹿、ボウガンで(読売新聞)

 奈良市の春日大社境内で3月、雌の鹿がボウガンの矢を受けて死んだ事件で、津市の飲食店経営稲垣銀次郎容疑者(39)が、奈良県警の調べに対し「三重県で2月に野生の鹿を撃った後、人に慣れた奈良の鹿に狙いを変えた」と供述していることがわかった。

 県警は、稲垣容疑者が、警戒心の薄い奈良の鹿を撃って持ち帰り、肉を売ろうとしたとみている。

 奈良地検は30日、稲垣容疑者と、三重県亀山市、飲食店員伊達恵容疑者(37)を文化財保護法違反(天然記念物き損)で起訴した。

 捜査関係者によると、稲垣容疑者はラーメン店経営が行き詰まり、知人から「鹿肉は高く売れる」と聞いたことから、2月に旅行先のアメリカでボウガンを購入。通信販売で矢を買い、同月、伊達容疑者と三重県の山中で鹿1頭を仕留め、知人らと食べたという。

 その後も何度か鹿を撃ちに行ったが、いずれも失敗した。2人は野生の鹿を捕まえるのは難しいと考え、「奈良の鹿なら、観光客に寄ってくるので簡単に仕留められるはず」と計画。

 3月12日夜から、同大社境内で、伊達容疑者がパンで鹿をおびき寄せ、近づいて来たところを稲垣容疑者が射たが、逃げられたという。

 起訴状では、2人は3月12日午後11時〜13日午前0時頃、同大社境内で、国の天然記念物「奈良の鹿」1頭をボウガンの矢で射て死亡させた、としている。ともに起訴事実をおおむね認めているという。

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